行きたくない人
クラス内で孤立していて学校に行くことが辛い
親からは甘えるなと怒られる
自分の辛さを周りは理解してくれない
今回は、「学校を休むことって悪いことなの?」をテーマに記事を書きました。
たかちゃん
ADHD×ASD歴10年。20代会社員。 現在は障害者雇用として大手IT企業の採用担当をしています。 本ブログは、これまで私が経験した多くの失敗や挫折を同じ障害で悩む方に向けて発信しています。 私の生きがい「野球・音楽・旅行」人生を笑顔で過ごすをモットーに日々奮闘中です!
私は、小・中・高と不登校を経験しています。
その中で、学校へ行かなかった期間が長ったのは、高校生の時期です。
高校では、学校へ行くふりをしてゲームセンターや映画館で時間を潰し、
家に帰ると両親に怒られる日々を送っていました。
当時を振り返ると、
大人はなぜ学校に行かないことをここまで怒るのだろう?
という気持ちを強く抱えていました。
この疑問は、大人になった今だからこそわかることが出来ました。
学校を休むことで両親から怒られる学生の方へ
この記事は、学校に行きたくない気持ちで、心に霧がかかっている悩みを解決するために
不登校経験者が書いた記事となっております。
ぜひ、最後までご覧ください!
学校を休みたいと親に言うと怒られる…親の本心とは?
行きたくない人
なぜ怒るの?本当は助けてほしいのに…
私は、この気持ちを当時は抱えていました。
どんな親だろうと、子供からしてみれば両親には、自分の味方でいてほしいものです。
学校に行きたくないという気持ちは、子供からのSOSなのに、なぜ親は受け止めてくれないのか。
それは両親が2つの気持ち、どちらかを抱えているからです。
2つの気持ちとは…
- 不登校の経験がないから子供の気持ちがわからない
- 自分の子供には自分と同じつらい経験をしてほしくない
この2つの気持ちです。
不登校の経験がない親だから子供の気持ちがわからない
両親が幼い頃、学校に行きたくないと考えたことがない場合、
子供の気持ちが理解できないという前提があります。
両親にとっては、自分が苦しんだ経験がないため、
子供がなぜそこまで学校に行きたくないのか理解できないのです。
理解できないからこそ、“怒る”という感情を選択し、
言葉を並べて子供に押し付ける行動をとってしまいます。
これだと反抗したくなると思います。私もそうでした。
ものごとを考えられるようになったからこそ、
ただ言葉を並べた押しつけは、子供でも理解できるものです。
両親は経験したことないつらさには寄り添えない、というのが本心です。
自分の子供には自分と同じつらい経験をしてほしくない
大半の大人が、社会人になってから学校に行く理由を理解します。
「なぜ勉強しなければいけないのか」
この答えは、大人になってから痛いほど感じることになります。
両親が学生時代につらい経験をしている場合、
自分と同じ状況になってほしくないという想いから、子供に学校へ行くことを強要します。
“今の辛さより、学校へ行かずに社会人になった後が辛い”
という想いを両親は持っています。
我慢していきなさい!という両親の想いの裏には、
“今の辛さより、学校へ行かずに社会人になった後が辛い”があります。
とはいえ子供の立場では、知らない先のことよりも、今の辛さに目線が行ってしまいます。
今の辛さから解放されたい、これの考えは決して間違っていることではありません。
両親に自分の状況を理解してもらうための方法とは?
不登校だった当時の自分は、
信用できる大人がいないことが不安でした。
“大人は誰も自分のことを理解してくれない”
この想いを不登校だった私は強く抱えていました。
しかし、抱えているだけでは、現状何も変わりません。
では、両親に不登校だった私の状況を理解してもらうために
実際に起こした行動をご紹介します。
“辛い”と口にすること
これは意外と難しいことだと思います。
しかしこれが、何よりも大切なことです。
学生の時から、辛いと言えない場合、
大人になってからは、もっと言えなくなります。
寂しいことですが、大人になるにつれて素直さが無くなってくるものです。
ですから、学生であるうちに、家族に“辛い”と言える練習をしてみてください。
練習相手は、母親がベストです。
いくつになっても母親は母親です。
怒ることがあったとしても、必ず味方でいてくれます。
子供が辛いと口にして守ってくれない親は、余程でない限りいません。
大丈夫です!必ず味方になってくれますよ!
居場所を見つける
口で説明しても理解してくれないと察した私は、
家に自分の居場所を感じることが出来ませんでした。
そんなとき、友達の誘いもあり、ギターを始めることにしました。
これが私にとって、居場所を見つける大切な出会いでした。
いつも通り、学校に行くふりをして近くのスタジオに向かい、ギター練習を行う。
当時の私を救ってくれたのは、音楽でした。
両親からはもちろん「学校に行かず何をやっているんだ!」とよく怒られました。
しかし、私にとっての居場所は学校ではなく、スタジオでした。
高校を卒業するということを前提に、
「自分はこれがやりたい」というものを見つけ、
“学校という環境を理由に行きたくない理由を探す”より、
“自分が歩みたい道は今の環境では築きにくい”ということを、
両親に相談してみてはいかがでしょうか。
学校を休むことってそんなに悪いことなの?
学校に行かないことで自分を守れるのであれば、
休むことは悪いことではないと私は考えています。
周りと同じでなければいけないという社会がつらいと、不登校だった私は感じていました。
月曜から金曜まで学校へ登校し、周りと一緒に同じ授業を受ける。
私はこれに疲れました。
学校では、勉強以外に学ぶことはたくさんあるということは理解しています。
毎日通えるに越したことはありません。
しかし、学校に通うことで自分の可能性を失うまで悩みを抱えてしまうのであれば、
周りに合わせる必要はないと、社会人になった今では考えられます。
ただ、私の母親は、学校へ行かないことを知っている上で、お弁当を作り続けてくれました。
学校に行くと嘘をついて、母親が作ってくれた弁当を、ゲームセンターで食べている時ほど
心が痛い瞬間はございません。
当時は“裏切っている感覚”と“自分を守りたい気持ち”が複雑に巡っていました。
大人になってから気づきましたが、
やっぱり身近な人を悲しませることは、いくつであろうとしてはいけないということです。
学校に行きたくないという気持ちがあるのであれば、
周りを悲しませることなく、つらいときは誰かに頼りましょう!
大丈夫です。必ず、味方はいます。
コメント