発達障害の子供の進路が心配…ADHD当事者が「発達障害の進学先と就職先」を紹介します

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両親
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発達障害の子供の進路が不安

発達障害の方はどのような進路を選択したか知りたい

学生から社会人になった後が心配

今回はこの悩みをテーマに記事を書きました。

たかちゃん

ADHD×ASD歴10年。20代会社員。 現在は障害者雇用として大手IT企業の採用担当をしています。 本ブログは、これまで私が経験した多くの失敗や挫折を同じ障害で悩む方に向けて発信しています。 私の生きがい「野球・音楽・旅行」人生を笑顔で過ごすをモットーに日々奮闘中です!

近年、医療の発展により若くして発達障害と診断されるケースが増えていると感じております。

子供のころから障害と寄り添った人生の選択が出来ることは、
当事者として、大変良いことだと考えております。

しかし、子供が発達障害と診断されても、その後の進路は何が正解なのか
悩まれる保護者の方々は多いのではないでしょうか。

今回は、ADHD当事者が社会人になってから、
学生時代こういった進路を取っていればよかった」という視点で、
進路の選び方を紹介します。

発達障害の特性は十人十色なため、全ての方に当てはまるとは限りませんが、
一つの参考にしていただければ幸いです。

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発達障害の子供の進路が不安…一番大切なのは環境

私の過去話ですが、私は高校を途中で編入しております。
それは、発達障害の特性により、環境の変化に対応できなかったことが原因です。

私の育った環境では、県内の高校に進学することが当たり前で、
県外に進学する生徒が数人しかいませんでした。

私は中学にいじめを受けていたこともあり、環境を変えたい気持ちから、
進学する人が少ない県外の高校へ進学を決めました。

この大きく環境を変えるという選択が、自分に合わない選択でした。

生徒間での「当たり前」や「文化」が、自分の育ってきた環境ではなかったものが多く、
結果的に変わり者呼ばわりされてしまいました

その状況に耐えられず、不登校となり、高校2年生の夏に通信制の高校へ編入しました。

子どもにとっては、学校が社会であるため、
周りに馴染めないというのは大変苦痛なことです。

発達障害の場合、「空気を読む」「周りに合わせる」ということが大変苦手なため、
子どものことを理解してくれる人がいることが大変重要になります。

それは、教師に加えて「身近に理解者がいる」という点が最大のポイントです。
その点を踏まえて、孤立しない為の選択を子供と一緒に考えることをおすすめします。

高校進学は顔見知りが多い高校かサポートが手厚い高校を選ぶ

発達障害の高校進学は、通常学級と特別支援学級への進学がございます。
私は、高校2年生の夏に発達障害と診断されたため、通常学級へ進学しました。

進学先を選択するの基準として「変化が少ない」「サポートがある」という点を踏まえて
進学先を決めることが大切です。

その際、通常学級を選ぶのであれば「私立学校」への進学をおすすめします。

特別支援学級の場合、障害者へのサポートが手厚いことはご存じだと思います。
しかし、通常学級の場合、「公立学校」では障害者へサポートは期待できません。

教師をしている友人の話ですが、
「公立学校」では、30~40人の生徒を一人で担当し、行政への報告業務や学校内の雑務をこなすだけでもオーバーワークなため、発達障害の生徒へ時間をかけることが難しいとのことです。

決して、見捨てるということではなく、
生徒一人一人に対して平等に時間を割いている」ということが理由です。

では「私立学校」はというと、私立学校は会社組織と似ているため、
生徒一人一人がお客様ということになります。

そのため、生徒一人一人のサポートは手厚くスクールカウンセラーが常駐してなど、
心のケアに関しても心配は不要です。

高校進学を悩んでいる方は、
ぜひ「私立学校」という選択肢も考えてみるのはいかがでしょうか。

大学・短大・専門学校は興味のあることを基準に進路を選ぶ

高校を卒業して就職される発達障害の方もいらっしゃると思います。

では、大学・短大・専門学校に行きたいとなった場合どうすればよいか。
それは、やりたいと思ったことをやらせてあげることが一番です。

私は高校を卒業したあと、専門学校へ進学しました。

発達障害の方は興味のあることに対して、才能を発揮する方は多い印象です。
その興味のあることを第一に考えてみましょう!

興味あることでの注意点として、学校の雰囲気が好きという進学を決めることは
おすすめしません。
その理由は、入学後、確実に飽きるからです。

高校卒業後は、大体が自己管理での学生生活に変わります。

「単位を管理しなければならない」「提出物も多い」「基本自由」

などなど、発達障害にとっては苦手のオンパレードです(笑)

学校の雰囲気で進学を決めると、学ぶことへの興味が次第になくなり、
最悪の場合、退学という結果になる恐れがあります。

ですから、学校で学ぶ内容に興味が続くことを視野に入れて、
大学・短大・専門学校への進学を検討してみてはいかがでしょうか。

発達障害の特性で悩みを抱えることが多くなるのは社会人から

正直、発達障害にとっての本当のスタートは社会人だと考えています。

健常者の方にも同じことが言えますが、
発達障害の方にとっては、社会人になると顕著に特性が出るため、
将来に影響を及ぼさないように正しいスタートが必要です。

実際に、私も学生時代に特性で悩んだこともありました。
しかし、新卒は発達障害を隠すというスタートが私のスタートでした。

その結果、社会人で一度失敗や挫折をすると、
立ち上がるまでに時間がかかることを、身に染みて感じる経験となりました。

そうならないため、今後の働き方を新卒の時点で決めておくとことが
いいのではないかと考えています。

私は現在、障害者雇用を選択して働いております。
その理由をまとめた記事があるので、ぜひご覧ください!

学生時代からお子さんに自信を持たせて上げてください

発達障害の場合、学生時代に失敗や挫折を経験して
自信を失っている子供は多いと思います。実際に私もその一人でした。

ADHDの子
ADHDの子

「自分なんて何してもダメ」

「なんで障害を持って生まれてしまったのだろう」

子どもの頃の失敗がトラウマとして残り続けている発達障害の方を、
就労支援事業所で多く見てきました。

そうならないために、「好きなこと」「やりたいこと」に挑戦させて、
自信を持たせてあげてください。まずは、たくさん褒めてあげることが一番です。

私も自信が持てるようになるまでには時間がかかりました。
それは、自責の念と劣等感が強くあったことで、自信が持てなかったと考えています。

周りの家族や友人が、自分の行動や選択を肯定し応援してくれるおかげで、今の私が居ます。

まずは子供がすることを肯定してあげることです。
進学先を決める上でのヒントにしていただくと幸いです。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

物事見方や考え方を根底から覆されるような感覚になった書籍です。
自身の障害に悩んだ際、表の情報だけを信じ、偏った考え方になっていたと
改めて考えさせられました。

”世界を正しく見るスキル”

ぜひ、自身の悩みを違った角度から見るきっかけにしてみてはいかがでしょうか

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

題名で敬遠しそうな書籍ですが、対人関係の改善をアドラー心理学を用いて紹介しており、実際に読んだ後は、
「他人に嫌われないようにしようなんて無駄な事はやめよう」と思えるようになると感じた書籍でした。

社会人で失敗や挫折を多く経験し、人間関係での悩みを多く抱えていた私にとって、
この書籍との出会いは大変救いとなる出会いでした。

人間関係に悩み苦しむ方へぜひ、おすすめしたい一冊です!!

13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン

世界的ベストセラーである7つの習慣の超入門編です!
私にとって、普遍的な生き方の基本を教えてくれた書籍です。
”目標を立てる””優先順位を決める””刃を研ぐ”当たり前のようでなかなか習慣化出来ていないことを
この書籍を読んで気づかされました。

私にとってこの書籍は障害と向き合う基礎となった本です。
本を読むのが苦手な方でもイラストが多く要点を綺麗にまとめてあるので、ぜひ、おすすめしたいです。

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