ADHDを抱えていても就職できるの?
隠して就職することが不安
ADHD当事者が不利だと感じた瞬間はある?
今回はこの悩みをテーマに記事を書きました。
たかちゃん
ADHD×ASD歴10年。20代会社員。 現在は障害者雇用として大手IT企業の採用担当をしています。 本ブログは、これまで私が経験した多くの失敗や挫折を同じ障害で悩む方に向けて発信しています。 私の生きがい「野球・音楽・旅行」人生を笑顔で過ごすをモットーに日々奮闘中です!
ADHDと診断された場合、今後の就職が不利になるのではないかと
不安になる方も多いと思います。
結論から言うと、ADHDを抱えていても就職することは可能です。
ADHDは目に見える障害ではないため、
本人から開示しない限り、就職が不利になるということはございません。
しかしADHDの場合、就職後にADHDの特性で悩まれる方は多く、
転職を繰り返してしまう方が多くいらっしゃいます。
今回は、ADHDの就職を成功させるためのコツと「ADHDに向いている仕事」
という視点から、就職が不利にならない方法を紹介します!
ADHD当事者の実体験を元に紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください!
ADHDの就職は不利?成功の鍵は特性の把握
ADHDと診断されたら就職が不利になるかもしれない…
と不安になる方は、
まずはじめにご自身の特性を把握するところから始めてみましょう!
ADHDの就職を成功させる鍵は
「自身の特性を把握し、自己対処を身につける」ことです。
私も、自身の特性で頭を抱える日々が多くございました。
自己対処を身につけることで、自分に合う・合わない仕事がわかるようになるため、
特性を把握することは大変おすすめしたいことです。
ADHDの就職は「特性を活かす」を第一に考える
ADHDの場合、
特性がネガティブな影響を及ぼす場合と、特性がポジティブに出る場合がございます。
特性がネガティブな影響を及ぼす場合は、転職を繰り返してしまうことも多いため、
特性をポジティブに活かすという視点で就職を検討してましょう!
このSTEPで行動してましょう!
特性を活かすということは大変大切なことです。
私は過去、障害を隠して就職していた時期がございましたが、
苦手なこと仕事を続けていることで、自信が失われていく感覚がございました。
指摘が叱責が増えることで、周りからは「努力不足」と揶揄され、
自分を責め続けてしまうことで、ストレスなどから徐々に調子を崩し、
最終的に、二次障害である「うつ病」や「適応障害」などを発症してしまいます。
そうならないためにも、まずは特性を把握し、自分に合う仕事を見つけましょう!
では実際に、ADHDの適職をご紹介していきます!
ADHDの適職とは?不利にならない仕事を紹介
ADHDの特性は十人十色ということもあり、
すべての方が同じ仕事に適職があるとは限りません。
しかし、ADHDの長所としてあげられるものは共通していることも多いため、
まずはAHDHの長所から適職を考えてみましょう!
私が考えるADHDの長所はこちらです。
こちらの長所を元に適職を考えてました!
といったことが適職ではないかと考えています。
では向いていない仕事とは、
「周りと同じような仕事をさせられ、ルールに基づいて行う仕事」です。
要するに「会社員」ということです(笑)
ADHDの場合、仕事に向いていないということに気づくこともポイントです。
ですが、会社員に向いていないから働かない、というわけにはいきません。
自分の特性と長所を把握して自分がどの仕事が向いているかを考え、
自己対処しながら働くことが、ADHDの就職を成功に導くことができますよ!
しかし、ADHDの就職を成功させるためには、適職を考えることの他に、
「環境」という条件が大変重要になります。
「環境」を整える条件として大切なことを次に紹介します!
ADHDの就職を成功させる環境の条件とは
ADHDを抱えて就職したのち、仕事を継続させるということが最も大切です。
そのためには、環境を整えなければいけません。
では具体的な就職を成功させる環境の条件を紹介していきます。
【条件1】一緒に働くパートナーとの相性がいい
ADHDの就職を成功させるためには、
一緒に働く上司・先輩との相性がなによりも大切です。
ADHDの特徴の一つとして、細かい作業が苦手です。
そのため、「細かい指摘をする」「感情的で理不尽」なパートナーとは相性がよくありません。
自分の得意なスキルを把握してくれて、出来ないことへの指摘より、
出来ることに目を向けてくれる上司や先輩とは相性がいいと、私の経験から実感致しました。
就職活動をしている方であれば、実際に働く方が面接に同席した場合、
「この人と一緒に働けそうか」を考えながら面接に挑みましょう!
【条件2】仕事に集中できる環境である
上記に加え、仕事に集中できる環境であることが重要です。
ADHDの特性の一つとして、「過集中」があります。
これは一つのことに集中しすぎてしまう、いわゆる「不注意」からのものです。
過集中はいい面・悪い面とございますが、
ADHDにとっては、注意が散漫にならない環境という条件が大切です。
注意が散漫になる環境では、ADHDの得意な能力は発揮しにくいことが多いため、
周りの理解が必要になることと、能力が発揮しやすい環境の整備が必要になります。
感覚が過敏な方も多いと思うので、
職場環境の確認を面接で質問することをおすすめします。
ADHDを抱え就職が不安な方へ
現在働いている企業に入社する前、私は転職を繰り返してしまっていました。
転職を繰り返してしまった要因は、
自分の特性をしっかりと把握出来ていなかったことです。
世の中にはADHDを隠して就職し、特性を生かして活躍されている方もいらっしゃいます。
ですがそれは、ほんの一握りの方々です。
ADHDの就職は不利になのか?
その答えは、自己対処をするかしないかで大きく異なります。
まずは不安要素となる「自身の特性」と向き合ってみましょう!
向き合い続けることで、必ずその不安な気持ちは無くなりますよ。
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