・面接で発達障害を見抜く方法は?
・会社で発達障害の疑いがある人がいて接し方に困っている
・見た目ではわからないため具体的な特徴があれば知りたい
今回は、この悩みを解決する記事を書きました。
結論から言うと、発達障害の人は発達障害を見抜くことが出来る人は多いです。
私も実際にある程度見抜くことは出来ます。
たかちゃん
ADHD×ASD歴10年。20代会社員。 現在は障害者雇用として大手IT企業の採用担当をしています。 本ブログは、これまで私が経験した多くの失敗や挫折を同じ障害で悩む方に向けて発信しています。 私の生きがい「野球・音楽・旅行」人生を笑顔で過ごすをモットーに日々奮闘中です!
今回は、当事者目線で発達障害を見抜く方法と接し方について詳しく紹介します!
最後のまとめにADHDが感じる社会からの視線を紹介しますので、
人事担当者や発達障害の方と関わる方はぜひご覧ください。
それでは、どうぞ!
面接で発達障害を見抜く方法は?
あくまでも個人的感覚ですが、こちらがポイントです。
面接で発達障害を見抜くポイント
- 面接のダブル質問が苦手
- 声が大きく早口で頭の回転が速すぎる
- 筆記試験と面接を同じ日に行うとどちらかに影響が出る
この3つです。
このポイントを解説する前に知って頂きたいことは、
発達障害の症状は十人十色ということです。
全て当てはまる人もいれば1つだけ当てはまる人もいる。
ですが、発達障害の人はこのポイントを全て問題なく行える方は少ないと考えています。
なぜそのように考えるか?
そこを気にしながら記事を読み進めることをおすすめします。
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1.面接のダブル質問が苦手
ここからわかることは「2つの指示に対して明確に答えることが出来るか」です。
これはADHDの方は大変苦手としています。
具体的に説明すると、
あなたの失敗談を教えてください。そしてまたどのように克服しましたか?
と質問すると、発達障害の人は二つ同時に回答することを苦手としているため
しっかりと答えられる方も中にはいますが、それは仕事の慣れや環境で出来るようになった方が多い為、その場合は回答を深堀して矛盾点を指摘することが重要です。
多くのことを聞かれると何から答えていいかわからないことが本質なので、
このポイントをしっかりと理解することをおすすめします!
2.声が大きく早口で頭の回転が速すぎる
人にもよりますが、発達障害の方は声が多く早口な方が多い印象です。
面接官の立場では、
「元気で頭の回転も速くていい印象だ!」と評価される方もいるかと思いますが
発達障害を見抜くポイントでここは大変重要です。
健常者の方と発達障害の方は何が違うのか?
それは、空気が読めてこちらの質問に対してしっかり理解した回答が出来ているかです。
有名な特徴ですが、空気が読めないことは発達障害特有の症状です。
面接の場合、場の空気が読めず声が大きくなってしまう方が発達障害の方では多いです。
そして早口な方は緊張していることを除くと、頭の中にある多くの情報を無意識的に全て話そうとしてしまう為、早口になってしまいます。
具体的に説明すると、
通常の場合は相手の質問に対してしっかりと内容を理解して、
頭の中で組み立てを行って回答します。
ですが発達障害の場合「これも話さないと」「あれも話さないと」といったように
質問に対して思い浮かんだ情報を全て話そうとしてしまいます。
空気が読めているか?情報をしっかり整理した上での早口か?
ここをポイントに見てみましょう!
3.筆記試験と面接を同じ日に行うとどちらかに影響が出る
これは企業ごとにやり方があるため難しいと思いますが、
私はある企業で筆記試験を行った後、一次面接を行う経験をしました。
ここでポイントだったのが、筆記試験がクレペリン検査を行ったことです。
クレペリン検査とは、
一桁の足し算を繰り返し行い、人間の2つの特徴を1つの検査で測定することが出来る検査です。
作業効率や作業のテンポはもちろんのこと、間違いなく作業を行えるかどうかを見るために活用されています。
この検査から企業は、
仕事のスタートダッシュが効くかどうかという「発動性」、課題の変化に対する対応力などを見る
「可変性」、仕事に対する勢いの強さを見る「亢進(こうしん)性」を確認しています。
発達障害にとっては、同じことを繰り返し行うことは大変苦痛なため
このテストを行うと集中力が続きません。
またテストの後に面接を行うと間違いなく頭が止まっています。
実際に私がそうでした…
企業によって面接方法は異なりますが、
筆記試験と面接フローの見直しが発達障害の方を見抜く対策となります。
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発達障害の疑いがあっても環境さえ整えれば活躍できる人材になる
発達障害の方は、私もですが苦手なことと得意なことがはっきりしています。
確かにミスが多いことや報連相が疎かになることは健常者の立場となると
「面接の時点でわかっていれば採用しなかった」と考えることは想像できます。
現代社会において多くの業界で市場が狭くなっていることもあり、
幅広く事業を展開されいてる企業が増えてきています。
その影響により、マルチタスクで業務をこなすことを求める風潮が近年目立っています。
マルチタスクは発達障害にとって大変苦痛なことです。社会の流れが近年、
発達障害を抱える方が生きづらさを感じてしまう原因になっていると私は考えています。
その上でお伝えしたいことは、
苦手なことを鍛えることはマルチタスクをする上で大切ですが、
発達障害の方は得意なことを必ず持っています。
マルチに仕事がこなせなくても環境さえ整えば、
一つのことに特化した人材になる可能性を秘めているということです。
発達障害の方、またはその疑いがある方の適正を判断して、
得意なことを活かす仕組みづくりから始めてみてはいかがでしょか。
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