お金の管理が出来ないのはなぜ?ADHDの衝動性を当事者が解説します!

ADHDあるある
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ADHDの方
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衝動的な気持ちを抑えきれない
金銭管理ができない
人間関係のトラブルで悩んでいる
ADHDの子供を抱えている

今回はこの悩みをテーマに記事を書きました。

衝動買いから生活費にも手を出しまうなど、金銭的な悩みを抱えていませんか?

大人のADHDの衝動性症状は、日常生活に支障をきたす一番の原因になりうる症状です。
実際に私も衝動性に関しては、大変苦しめられました。

ですが、ちょっとしたことを意識するだけで症状が緩和されます。

今回、私が衝動性症状に対してどのような対策で症状が緩和したか、
エピソードを用いながらご紹介したいと思います。

この記事を読むことで、衝動性を抑え込むポイントを学ぶことが出来ます。

それではどうぞ!!

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イライラする気持ちが抑えきれない

感情がコントロールできないことは、衝動性症状の一つです。

負の感情が高まり、ネガティブな思い込みや開き直りがトリガーとなり、
爆発してしまうことが、イライラする気持ちを抑えきれない正体です。

根本的な自己不全感や疎外感を取り払うことが出来なければ、
根本的解決にはなりませんが、感情の選択は変えることが出来ます

私が実際に行っている感情をコントロールする対策は以下の通りです。

出来事に対して自分が選択する感情を把握する。

感情をコントロールする前に感じていた流れは、

出来事 → 感情が出る

と認識しておりました。

この真ん中に1つアクションを加えることで改善出来ました。

それは、

出来事 → 感情を選択→ 感情が出る

感情の選択を加えることで、
自分がどの出来事に対してどのような感情を選択しているかを把握することが出来ます。

基本的に、怒りの感情が出る場合幼少期から怒りの感情を選択する習慣があり
それによって物事を解決してきたことで、怒りの感情を選ぶ機会が多いと考えます。

この習慣は、次の「失言が多い」の項目に繋がりますが、
相手が選択する感情を把握することが出来るようになります!

ぜひ実践してみてください!!

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失言をしてしまい相手に誤解されやすい

その場で浮かんだ言葉を考えもせず、発言してしまう為、
相手を怒らせてしまい人間関係に悩んでいませんか?

衝動的に言葉を出してしまい、相手を怒らせてしまうことはADHDの衝動性からのものです。

これは決して、悪気があって発言しているのではなく、
何も考えずに発言しているため本人が気づかぬうちに状況が悪化していることが大半です。

私自身も、何も考えずに発言してしまい、相手を傷つけてしまったことが多くありました。
しかし、以下のことを意識するだけで状況が改善されていきました。

相手の立場になる練習をする。

先日書いた【不注意編】でADHDは相手の立場になって考えることは苦手とご紹介しました。
この特性は対策することで改善することが出来ます。

まずは、心理学にあるポジションチェンジを実践することです。

簡単に説明すると、自分が発言する前に3つの視点を習慣づけることです。

1.自分の視点

「自分は〇〇を感じている」「自分は〇〇と考えている」という基本視点

2.相手の視点

「相手の考え」「感情」など感じていることを出来るだけ鮮明にイメージする

3.第三者の視点

自分が感じている感情を無くして、自分は何を期待しているのか、相手は何を期待しているのかを客観的に観察する。

この視点を、1→3→2の順番に見る習慣をつけます。

基本的に、衝動的な失言が多いケースは1の視点のみで会話していることが大半です。

発言する前に考えること!これを徹底しましょう!

最初は時間がかかります。相手との会話中、瞬時に考えをまとめることが出来ない場合は、
発言を考えていることを相手に伝えることも対策の一つです。

時間をかければ必ず改善しますので、是非実践してみましょう。

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大人のADHDは金銭管理が出来ず、衝動買いが止められない

大人のADHDの方で金銭管理が出来ない方は多いです。

実際に私も、給料日から3日以内に7,8割を使い込んでしまうことが多々ありました・・・

これは、衝動的な気持ちを優先して気持ちを抑え込めないことが大きい原因です。

ADHDの方
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ゲームが欲しい、洋服が欲しい、旅行に行きたい、家電が欲しい

ひどい方は、借金をしても購入してしまうほど衝動的欲求を抑えきれない方がいらっしゃいます。

実際に、障害手帳を申請する診断書項目に金銭管理が記載されており、
症状の代表として認められています。

では、実際にどのように対策すればよいか、私は下の3つを徹底しました。

金銭管理を第三者にお願いし、1ヵ月に自分が使う金額を把握する。

具体的に3つの項目に別け管理しました。

1.固定費
2.変動費
3.好きなものに使う費用

ざっくりした項目ですが、
この3つを別財布に入れ使うたびに両親へ報告していました。

こんなことで、衝動的欲求が抑えられるのかと言えば疑問ですよね、
目的は、1ヵ月に自身が使う金額をしっかり把握することです。

ふわっとした抽象的なイメージがADHDにとっては一番苦手なため、
使う金額を1ヵ月単位で可視化して、衝動買いしていることを把握することが一番効果的です。

その衝動買いしている項目は、第三者の意見を元に1ヵ月ごとに仕分けましょう

自分自身でまとめてしまうと、衝動買いを認めない為、
必ず第三者を含めて確認することをお勧めします。

注意点としては、いきなり衝動買いを止める程の金額制限は設けないことです。

衝動買いの原因が、ストレスか、ADHDの症状かは、全く別の為、
しっかりと環境を見定めることが大切です。

1人で解決しようとせず、周りを巻き込んで対策していきましょう。

衝動的欲求から購入してしまいそうになった時は、翌日に持ち越す。

限られた金額で生活している際に、
どうしても欲しくなってしまった場合は、翌日に買う習慣をつけることです。

一度その場から離れて、
家に帰りどうしても購入したい気持ちが抑えきれない場合は翌日に購入しに行きましょう。

こんなことでと思いますよね。ですが、本当に効果的です。

衝動的欲求で買いたくなって、我慢して帰った後の大半、購入したい欲求がなくなっています

その理由は、衝動買いが目的買いに変わることが理由と考えます。
一旦家に帰ることで、購入する目的を冷静に考えることが出来るからです。

これは実際に、体験して頂くことが早いと思います。
迷う時点で差ほど必要としていないということを心に置いておくことがポイントです。

購入したいものをリストアップする。

衝動買いをしない為に、欲しいものリストを作成してその為に必要な金額を可視化しました。

この項目は、第三者に金銭管理をお願いして、
衝動買いが比較的少なくなったタイミングがおすすめです。

実際に欲しいものをどの時期までの欲しいのか
その為にはどのようにお金を毎月貯めればよいか具体的に記載することが重要です。

そのことで、どうでもいいものへお金や気持ちのエネルギーを注ぐ余裕がなくなります。

私自身も、衝動買いが減ってきたきっかけは、
欲しいものリストを作成したことから気持ちのコントロールがうまくできるようになりました

最初は、窮屈に感じることが多々あると思います。
その際は、人生の選択肢を広げるお金というアイテムを確保するということを
心に置くことが重要です。

ADHDの可能性を広げるために
金銭管理と向き合うことをおすすめします。向き合うことで必ず改善する症状です。

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まとめ

衝動性は、無意識的な部分が多く、改善されてきたかどうかも把握することが難しいため、
改善するには大変時間を要します。

ですが、その時間は決して無駄なものではございません。

自分のこと、自分以外のことを考える経験は、絶対に自分に返ってきます。

コツコツが難しいADHDではございますが、
一人で頑張ろうとせず周りを巻き込んで一つ一つクリアにしていきましょう!

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

物事見方や考え方を根底から覆されるような感覚になった書籍です。
自身の障害に悩んだ際、表の情報だけを信じ、偏った考え方になっていたと
改めて考えさせられました。

”世界を正しく見るスキル”

ぜひ、自身の悩みを違った角度から見るきっかけにしてみてはいかがでしょうか

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

題名で敬遠しそうな書籍ですが、対人関係の改善をアドラー心理学を用いて紹介しており、実際に読んだ後は、
「他人に嫌われないようにしようなんて無駄な事はやめよう」と思えるようになると感じた書籍でした。

社会人で失敗や挫折を多く経験し、人間関係での悩みを多く抱えていた私にとって、
この書籍との出会いは大変救いとなる出会いでした。

人間関係に悩み苦しむ方へぜひ、おすすめしたい一冊です!!

13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン

世界的ベストセラーである7つの習慣の超入門編です!
私にとって、普遍的な生き方の基本を教えてくれた書籍です。
”目標を立てる””優先順位を決める””刃を研ぐ”当たり前のようでなかなか習慣化出来ていないことを
この書籍を読んで気づかされました。

私にとってこの書籍は障害と向き合う基礎となった本です。
本を読むのが苦手な方でもイラストが多く要点を綺麗にまとめてあるので、ぜひ、おすすめしたいです。

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