ADHDと診断を受けたその後の治療方法とは?当事者が診断から治療までの経験談を紹介します

ADHDあるある
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悩んでいる人
悩んでいる人

・ADHDを疑っている
・診断の流れを知りたい
・治療方法が知りたい
・子供がADHDと診断された

ADHDの診断はどのように受けるのか、
またその後の治療方法について詳しく知りたい方いらっしゃると思います。

当事者として、ADHDは治療を行うことで改善することを実感しております。

今回は、ADHD当事者がどのように診断を受け、
その後どのような治療方法を行ったかをご紹介します。

ADHDを疑っている方やすでにADHDの診断を受けている方は是非ご覧ください!!

それではどうぞ!!

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ADHDはどのような方法で治療を行うか


ADHDを疑っている方は、
具体的にどのような検査からADHDと診断されるかご存じでしょうか。

ADHDの検査は様々ございますが、
基本的にはIQテストから知能の偏りを確認する検査が一般的です。

その中で、私が受けた検査はWISC検査です。

では、その内容をご紹介します。

WISC検査とは?『ADHDと診断される流れ・・・』

初めは心療内科に通院し、日常生活での悩みや生きづらさを感じていることを話します。
その後は、医師の判断で精密に検査をするか、ひとまず薬物療法を行うかが決まります

精密に検査する場合は、先述で記載したIQテストを行います。
今回は、私が受けたWISC検査のご紹介をします。

WISC検査とは

言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリ」の
4つの指標とIQ(知能指数)を数値化する検査です。

検査から、「得意な部分と苦手な部分」から「より良い支援の手がかりを得る」ことを
目的として行っています。

ADHDの場合、検査結果の数値が著しい偏りがあることが一番の判断基準です。

また、よく誤解を受けやすいのですが、WISC検査はADHDかどうかを調べるための検査ではなく、
検査結果をもとに専門の医師が総合的に判断する為、検査結果が出て確実に診断を受けるとは限らないことをご注意ください。

医師から検査結果を伝えられ、その後の治療方法の説明を受けます。

ADHDの症状は人それぞれ違う為、治療方法も通院頻度も人それぞれ異なります。

では、次に薬物療法はどのようなものがあるかご説明します。

ADHDの治療に使う処方箋は?


処方箋に関しては、担当の医師によって処方される薬が異なります。
私の場合は、以下の処方箋を処方されました。

診断初期

ストラテラ: 集中力や注意力を高めるなど諸症状を改善する為に用いられる薬


ストラテラ」の特徴として、服薬後すぐに効果があるのではなく、
服薬開始2週間後から徐々に効き始め、6~8週間後に安定すると言われています。

私の場合、20代前半で「ストラテラ」を処方されましたが、
服薬を開始して、しばらく経っても効果を感じることが出来ませんでした
あくまでも個人的な感覚ということはお忘れなく。

治療開始半年後

コンサータ:脳の神経機能を活発化させ注意力を高め衝動性などを落ち着かせる即効性のある薬


私自身現在も「コンサータ」を服用しており、効果が実感できる感覚を得ております。

コンサータを服用し効果を感じるポイント
  • 集中力が持続する
  • 慢性的な眠気がなくなった
  • 落ち着いて話せるようになった


これ以外にもございますが、大きく分けるとこのような内容です。

ですが「コンサータ」を服用する注意点が何点かあります。

コンサータ服用の注意点
  • 食欲が著しく落ちる
  • 効き目は服用後12時間できれる
  • 処方出来る医師が限られている


一番の注意点は、食欲が著しく落ちることです。

私自身、仕事の昼食でコンサータを服用しているとあまり食べられない日が多くあります
日によって変わりますが、効き目が切れる12時間後まで何も食べなくても大丈夫なことが度々あります

ですので、少ない量でも口にすることを意識して日々過ごしています
また、胃薬の併用は可能なのであまりにも食べられない日が多い場合は相談するといいでしょう。

また現在、

「コンサータ」の処方規制が影響し1回に処方される量が決められており
コンサータの処方資格を取得した登録医師のみが処方できるようになっております。

その影響もあり、今まで3ヶ月に一回の通院頻度が1ヵ月に一回に変わり
転院する際も登録医師が在籍する病院を探さなければいけない為、
環境の変化に戸惑っております。

コンサータを処方されたい方は、
上記をしっかりと把握した上で通院先を検討することをお勧めします。

現在の処方箋

コンサータ+インチュニブ

インチュニブ:脳の神経伝達物質の調整を行う薬


インチュニブは2017年に新しく登録されたADHD専門の処方箋です。

主治医からは、日本以外だとコンサータとインチュニブを併用して服用することが一般的になってきていると説明を受けました。

簡単に当事者感覚で説明すると、
コンサータで活性化された神経機能から分泌される神経伝達物質を調整してくれる薬です。

悩んでいる方
悩んでいる方

コンサータに武装するイメージ?

そんな感じです!!

この薬の服用を開始してすぐに、今までに感じたことのない感覚から、
格勉強もできるようになり、国家資格を取得することもできました

効き目は人それぞれですが、知らない方は是非検討材料にしてください。

心理カウンセリングで心の治療とADHDの対処法を考える


ADHD(発達障害)は、専門医師の診察心理カウンセラーのカウンセリング
両方で治療を行うことが多いです。

基本的に、医師の診察時間は10分から20分くらいで、
困りごとなどを話す場というより、服用している薬の話がほとんどです。

ですから、カウンセラーに現在の状況や困りごとを話し、その内容をカウンセラーが主治医に共有することで、内面的にも適切な治療が行える為、3者間での治療は大変有効的です。

ADHDを患っていることを知らず過ごしていることで、
自分に自信が持てず心が傷ついている方多いと思います。

心理カウンセリングを受けることで、自己対処の方法や気持ちの整理も出来るため、
自分の考え方を変えるきっかけになります。

悩んでいる方は、是非心療内科でカウンセリングを受けることをおすすめします。

基本的には実践の場を含めた訓練も必要


心療内科に通っているだけでは根本的に生きづらさが解消することはできません。

やはり、社会に携わることは大切です。

離職中の方、在職中の方で状況は変わりますが、
自己対処法を社会で活かさなければ通院の意味がありません

私自身、社会に復帰し、自己対処しながら日常生活を過ごせるようになったことが
大変自信になりました。

辛い思いはしましたが、自分と向き合った結果が実ったことを実感できるのは、
社会に携わることだと感じています。

社会への関わり方は人それぞれですが、自分に合った社会への関わり方を考え、
辛くならない程度に対処法と共存できる生き方を考えることが大切
です。

是非、通院というきっかけを改めて考えてみることをおすすめします。

まとめ

ADHDを疑っている方やすでに診断を受けている方多いと思います。

改善策は人それぞれです。自分に合う治療、合わない治療を考えるのは当事者だけです。

決して悲観的にならずに、自分を大切にする生き方を選択してください。

楽しくないと笑顔もでませんからね!

この記事を読んで、是非これからの道筋を考える材料にしていただけると幸いです。

自分と向き合うその一歩決して無駄ではございません。

ありがとうございました。

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